今日は、沖縄本島北部の東村 川田(ひがしそん・かわた)にある「福地(ふくち)公園」を紹介ます。
広くて静かな公園の敷地に、ふたつの帆を上げた朱色の船の形をした遊具が置かれています。
やんばる地域にある東村の公園なので、「やんばる船」をイメージしたものだと思います。
名称:福地公園 ( A park name: Fukuchi park )
所在地:東村 川田 ( Location: Kawata Higashi-village Okinawa JAPAN )
利用は無料( Admission: Free of charge / 利用免费 / 利用免費 / 요금 불요 )
無料駐車場あり (Free parking available / 有免费的停车场 / 有免費停車場 / 무료 주차장 있어 )
ここへ行くためには、カーナビをお持ちの方は「東村立山と水の生活博物館」を目的地にするとOKです。そこに隣接して今日の公園があります。
名護市の二見(ふたみ)から国道331号線で本島の東海岸を北上して東村の平良(たいら)を目指すか、もしくは、国道58号線で名護市を過ぎて大宜味村の塩屋(しおや)から国道331号線に入り、山越えをして東村の平良まで行きます。
平良からは海岸沿いを北へ向かうため県道70号線へ入ります。すぐに右側に「やんばるの駅/サンライズひがし」の販売所が見えてきます。ここはパイナップルを購入するのにオススメの場所です。
そこから数百mも進むと民家は途絶えてしまいます。すると急に右側が開けて海が見えたと思ったら、やや広めの川(福地川)を渡り、道の両側には福地川海浜公園という整備された場所が見えてきます。
その海浜公園を左巻きにするように、次の脇道から左折して曲がります。
(この記事を書いている時点ではこの左折した脇道から今日の公園までは、Googleストリートビューの映像がまだありません)
左折して脇道に入り、あとは福地川を左側に見ながら道なりに1700mほど進むと、左側に「東村立山と水の生活博物館」が見えてきますので、そこの駐車場に車を停めます。
この日は閉館時間近くに到着したので博物館の観覧はあきらめました。
この博物館へのお出かけ情報は、また別の機会に取り上げたいと思います。 ^ ^
公園は、(車道側から見て)博物館の右どなりにあります。
停めた駐車場側から歩いて、博物館を超えた向こう側へ行くということになります。
じつは公園にも専用の駐車場があって、地面が土で草が生えているところでした。ちょっと入口がわかりづらかったので見落としてました。
ただ、4~5台くらいしか駐車できないようで、やや狭いのでやはり博物館の大きな駐車場の方が停めやすいと思います。 ^ ^;;
船の遊具を真横から見た写真です。やんばる船などにある目玉の模様もちゃんとありますね。
こんどは右舷後方からのながめです。
らせん状のすべり台や、ちょっと変わった形のハシゴなどがあります。手前の木のベンチも素朴で良いですね。
さらに右舷前方からのながめです。
ネットのハシゴや、トンネルが見えます。すべり台は全部で2つです。
ブランコは通常のものとカゴ式のものの2つです。防護柵のオレンジの波線がいい感じです。
向こう側にはテーブルセットも置かれています。
最近あまり見かけなくなった回転する自転車の遊具もありました。
地面の土の削られようからして今もよく利用されているようで、どこも壊れている様子もなく無事、健在のようでした。 ^ ^
この遊具は降りる時に回転する円の外側に降りれば良いのですが、誤って内側に降りると後ろから来た自転車のパイプに押されて、倒されたり車輪にひかれたりする恐れのある危ない遊具として、だんだんと姿を消しつつある遊具です。
ここの遊具は、内部侵入防止用のためなのか内側に青いチェーンロープを張ってありましたが、これだけでは防止策にはなりにくいと思います。 ^ ^;;
緑の芝生の上に、2連のターザンロープがありました。
ふたつ並んでいると、いろいろと楽しみ方も倍増ですね。 ^ ^
このような物見台もありました。
だがしかし、ここは福地ダムの下流地域で、周りが小高い山々に囲まれているため、物見台に上がっても特に見るほどのものは何もありませんが・・・と、思うのですが?
とりあえず何か見えるのか、物見台にあがって観てみました。
まずは博物館側のようすです。右手前に船の遊具が見えています。
左側は車道と、その手前の囲まれたところは公園の駐車場です。
山との境には福地川が流れていますが、あまりよく見えません。
結局、この公園に物見台を造った意図はよく分からずじまいでした。 ^ ^;
メモ: 公園利用は無料/ベンチあり/あずま屋あり/トイレなし(博物館内のトイレを利用)/水飲み場なし/駐車場あり/自動販売機あり
この公園にはトイレはありません。博物館の中のトイレを利用してください。
物見台から見えていた、あずま屋が2つある場所にやって来ました。
あずま屋のそばには浅い池が設けられていました。水の流れが悪いのか、あまりキレイではありません。 ^ ^;
池のほとりには、珍しい手こぎ式のポンプが設置されています。
水がホントに出るか、見せかけの飾りなのか試しに少し手でこいでみました。
すると見事に勢いよく水が出てきました。勢い余って上の方からも吹き出してきて、少し濡れてしまいました。
多少のコツがいるようです。 ^ ^;
ただ、となりの池の水が汚くて、ポンプの水がどこから汲み出されているのかわかりませんので、ここで水遊びする気にはなりにくいでしょう。 ^ ^;;
道路をはさんだ反対側に、写真のような金網が張られた場所があって何か看板が書かれていたのでよく見てみると、囲いの中に生きたリュウキュウイノシシの本物がいました!(ちょっと日本語が変です)
名前はこんすけ、雄です。書かれた内容からするともう10年近くもここで飼われているようです。
しかし、すぐ目の前に生きたイノシシを見ることが出来てオドロキです!!
10年も飼われているせいか、人間が近づいても全く気にしてないみたいです。だからといって金網に手を入れると噛まれることがあるようですのでご注意くださいナ。
そういえば今年、平成31年/令和元年はイノシシ年でしたよね。これは何か良いことが起こる吉兆でしょうか? 都合のいいように理解しておきましょう。 ^ ^
イノシシの金網の近くの道路脇に、写真のようなシダが数本生えている場所がありました。
手前は人間が植えたバナナの樹ですが、それと対比する形で山の斜面にシダが生えているものですから、シダがものすごい大樹のように見えてしまい圧倒される図になっています。
おもしろい光景だったので一枚カメラに収めました。
手前のものはもしかすると、バナナではなくバショウかもしれません。バナナの葉は繊維に沿って裂けやすくバショウの葉はバナナほど破れない、と聞いたことがあります。
写真の樹の葉はそれほど裂けていないのでバショウかもしれませんが、いくつか小さな実をつけ始めた苗があって、それを見たらバナナかなぁと・・・、まぁどっちでも特に問題はないのですけども。 ^ ^;;
さて、今日の公園は、福地ダムへ行った帰り道で偶然に予定外で見つけたものでした。
福地ダム方面から自動車でこの公園へ来る場合は、ダム管理棟からダムの堰の上の道を渡り、250mほど坂を登り切ったところに左へ入れる道がありますので、そこから左折して下の方へどんどんと降りて行きます。その道はダムの堰の下の方へ行く道で、そのまま道なりに進んで行けば今日の公園へ到着します。
深い谷あいの空気がとてもきれいで静かな場所にあった、誰も利用する人のいない公園。
楽しそうな公園なのに、きっとまだあまり知られていないのだと思います。私も初めて知った公園です。
生きたイノシシを目の前で見られる場所なんて滅多にないと思います!
これを機会に公園の認知度が上がり、利用者が増えていってくれればと思います。 ^0^/
[photography: 7/2019 ]
コメント