2月からのプロ野球春季キャンプを前に、沖縄県内各地で行われる各球団のキャンプ予定地を事前取材して紹介しています。
その第4回は、2018年セリーグ覇者の広島東洋カープの1軍キャンプ予定地、沖縄市にある「コザしんきんスタジアム」です。
沖縄市は沖縄本島の中ほどにある沖縄県第2の都市です。市の北部に米軍嘉手納空軍基地などがあるため、国際色豊かな街でインド系住民も多いです。琉球民謡のほかロックなどの音楽文化も盛んなところです。
ときどき間違われるのですが、沖縄県の県庁所在地は「那覇市」です。沖縄市は1974年にコザ市と美里村が合併して誕生しました。そのため今でも「コザ」というワードがあちこちで使われています。
コザしんきんスタジアムは、沖縄市諸見里(もろみざと)にある「コザ運動公園」内の沖縄市野球場のことです。
2014年から地元のコザ信用金庫が施設命名権でつけた愛称が「コザしんきんスタジアム」なのです。
今回は球場の中に入ることが出来なかったので、フェンス越しに撮った写真しかありませんが、メインスタンドの屋根が大きいですね。
球場の大きさは両翼100m 中堅距離122m 収容人数15260人となっています。
外野スタンドの様子です。外野席はそれほど広いという感じはしません。
スコアボードはこんな感じ。
スタジアムの周囲に設置されていた自動販売機も広島カープ仕様です。
この球場にはエレベータが設置されていました。
ナイター用照明装置もデカイです。球場施設から独立して直接地面から建っています。
球場の裏側にも回ってみました。ウォーキングやランニングをする人がよく通って行きます。
このあたりは壁が高くて球場内のようすが全く分かりません・・・。
球場のとなりに建つ「グリーンフィールド」という施設です。新しくできた人工芝の屋内練習場のようです。立派な建物ですごくキレイでしたが周りすべて閉ざされていて中の様子はわかりません、残念。
球場から少し坂を下りたところに「投球練習場」がありました。ここも新しいです。
「投球練習場」はフェンスで仕切られていますが、中のようすがよく見えるよう開放的な造りになっていてとても好感が持てます。
この運動公園には野球場のほかに陸上競技場、体育館、テニスコート、武道館、弓道場、子供用の遊び場など様々な施設があり、駐車場は公園内に10か所近く点在しています。
それぞれの駐車場はそんなに広くありません。上の写真は平日の様子なのでそれほど混んでいませんがキャンプ期間中はどうなるのか心配です。
野球場から一番遠い運動公園の西端では「多目的アリーナ」を建設中で、駐車場のうち2つは工事関係者の車で占められていました。
混雑時は運動公園の道向かいにある元サッカー場だったこのG駐車場も使われるのでしょうね。この日は閉門されていました。左側に見えているのは高速道路の沖縄自動車道の高架です。
ということで、春季キャンプ中の駐車場の混み具合が少し心配ですが、このコザ運動公園はとても分かりやすい場所にあるので自動車でも行きやすいところです。
高速道路の沖縄自動車道を行くのが空港からも直行できて一番わかりやすいです。沖縄南インターで降りるとすぐ右手前方に屋内運動場とナイター照明が見えると思います。
国道58号線からだと北谷町浜川から県道23号線の国体道路に入ってまっすぐ進み、自動車道路の高架下をくぐるとその右側はもう運動公園です。国道330号線だと沖縄市の園田交差点から北西方向へ曲がって行きます。
タクシーを利用する際の注意点としては、この沖縄市にはここ「コザ運動公園」のほかに、「沖縄県総合運動公園」(略:県総)があって間違いやすいのでご注意を。
「広島がキャンプしている球場へ」と伝えてください。
路線バスをご利用でしたら、21番・113番・127番で「佐久本商店前」バス停で下車してください。球場へは「沖縄市運動公園前」バス停よりここが近いです。
112番、123番だと少し歩きますが「安全運転学校前」バス停で降ります。
那覇空港から直接、高速バスの111番や117番を利用して行くこともできます。「沖縄南IC」バス停で下車しましょう。
次回は、中日ドラゴンズの1軍キャンプ予定地、北谷町の「北谷公園野球場」を紹介します!
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