2月から始まるプロ野球春季キャンプシーズンを前に、沖縄県内各地で行われる各球団のキャンプ予定地を事前取材しています。
その第5回は、中日ドラゴンズの一軍キャンプ予定地、北谷町にある「北谷公園野球場」です。
北谷町(ちゃたんちょう)は沖縄本島中部の町で、町の面積の半分以上を米軍基地が占めています。町の人口は約28000人ですが、そのほかに人口の統計に含まれない米軍関係者が約1万人いると言われ、普通に外国人の姿を見かける国際色豊かな町なのです。
「北谷公園野球場」は、北谷町美浜(みはま)の埋立地に造られた「北谷運動公園」内の野球場で、今はやりの施設命名権による愛称設定などは行われていませんが、かなり魅力的な球場です。
球場前の広場へは写真のようなユニークなアーチをくぐって入ります。
写真の奥の左側に無料の駐車場があります。
その駐車場の風景です。広いのですが平日でこの程度ですので、土日はほぼ満車になっています。
すぐ向こう側に「イオン北谷店」が見えますね。そこにも駐車場があり、フードコートやレストランで食事ができるのでとても便利です。
左側の大きな建物は、ホテルの「ザ・ビーチタワー沖縄」です。修学旅行の学生たちがよく宿泊しているようです。ドラゴンズの宿泊所ではないようです。
こちらは球場の道向かいにある広い町営駐車場です。こちらも無料で利用できます。収容能力は高いのですが、ここでも満車状態になることもあります。それでも車の出入りが割りとあるので少し待てば停められないことはありません。そのほかにも周囲に無料の駐車場がいくつもあります。
奥に見える大観覧車の場所は「美浜アメリカンビレッジ」エリアです。東京ドーム5個分の広さのある臨海リゾート&ショッピングエリアです。異国情緒あふれる楽しいお店がたくさんあり、インスタ映えする壁画や東シナ海に沈む夕日の眺めがとても素敵な場所です。ドラゴンズ・キャンプと併せて楽しめるスポットです。
話を野球場に戻しましょう。上の写真は球場メインスタジアムの様子です。この球場にはナイター照明設備が設置されておりません。屋根の向こう側に見えているのは、さきほどのタワービーチホテルです。
マウンドの眺めです。トンボを後ろにつけた車両がマウンド整備していました。
球場の規模は両翼98m、中堅122m、収容人数11000人となっています。
ネットのすきまから外野の様子が見えていました。一部コンクリ敷きの芝生席ですね。
スコアボードの後ろ側の風景です。1階部分はトイレになっています。
球場に隣接する「サブグラウンド」の様子です。よく手入れされていました。
「投球練習場」も球場のそばに置かれています。サッシのガラス窓ごしに中の様子が見えるようになっています。
その手前にパイプ状の手すりがついた構造物が見えますが・・・
近寄ってみると投球練習場の見学用に設けた観客席のようです。座るのではなく立ち見するんでしょうね。
「ソフトボール場」も球場の隣にあります。なんと、規模は小さいのにここにはナイター照明設備が設置されていました!
奥の方に見えているのが「屋内運動場」、さらにその向こうには散歩していて気持ちの良い「アラハビーチ」があるんですヨ。
投球練習場と反対側に「健康トレーニングセンター」という建物がありますが、その入口にあったシーサー像が面白かったので写真に収めました。ペアルックに島ぞうりを履いてます。
球場のある北谷運動公園は東シナ海に面していて、人工ビーチの「サンセットビーチ」もあります。1月の沖縄では海に入って遊ぶ外国人の子供たちの姿がありました。心地よい潮風に包まれます。
北谷公園野球場に来るには、大きな無料駐車場があるのでレンタカーなどの自動車利用が便利です。「北谷町美浜(ちゃたんちょう・みはま)」のカーナビ設定でOKです。タクシーで来るときも同様です。
幹線の国道58号線沿いなので路線バスも多いです。那覇空港からでしたら直行の120番のバスで「謝苅入口(じゃーがるいりぐち)」バス停を下車します。このバス停を経由するのは他に20番、28番、29番、43番、96番、112番、228番などがあり各地から訪れることが出来ます。63番、263番は「桑江中学校前(くわえ)」バス停が一番近いです。62番はアメリカンビレッジの中を通ります。
北谷球場周辺はすでに中日ドラゴンズののぼり旗が掲げられ、キャンプムードが高まってきています!
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