2月からのプロ野球春季キャンプシーズンが始まる前に、沖縄県内各地で行われる各球団のキャンプ予定地を事前取材しています。
シリーズ第6回は、阪神タイガース1軍のキャンプ予定地、宜野座村にある「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」です。
キャンプ地の宜野座村(ぎのざそん)は沖縄本島のほぼ中ほどにある村で、名護市(なごし)の南側、恩納村(おんなそん)の右どなり(東側)に位置します。村の人口6千人弱の緑豊かな農村地域で、村の半分の面積を米軍基地が占めています。
阪神タイガース1軍春季キャンプ地となる「宜野座村営野球場」は、宜野座村宜野座にある「宜野座村総合運動公園」の中にあり、沖縄県内でホテル事業を営む「(株)かりゆし」が取得した命名権により2018年1月1日から「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」と名付けられています。
銀色にさん然と輝く屋内練習ドームの「かりゆしホテルズボールパーク宜野座DOME」が遠くからでもよく目立ちます。野球ボールに似せた構造がとても印象的です。球場と隣り合わせにあります。
ドームの内側の様子です。とてもデカイ!そして明るい!!圧倒される施設にしばし見とれてしまい、時間が経つのを忘れてしまいます。
さて、球場の方へ行ってみましょう。外野から見たメインスタジアムの眺めです。ナイター照明設備も完備しています。両翼98m・中堅122mとグラウンドの大きさは普通ですが、収容人数は7700人と少な目です。
メインスタンド席の眺めです。最上段の場所に特設のテーブル席がズラリと並べられています。マスコミ席・OB席などと書かれていました。
1塁側内野席と外野席のながめです。外野席がちょっと狭いですネ。
奥に見えるクリーム色の建物は「宜野座村総合体育館」です。写真からもわかると思いますが、球場は周りの土地よりも一段低くなっています。そのため球場の外からでも野球観戦ができるんです!
この写真はメインスタンドうしろ側の通路からの眺めです。さきほどの特設席のうしろ、外側からでもマウンドがよく見えます。立ち見の特等席です。
メインスタンド近くに置かれていた阪神タイガース仕様にペイントされた自動販売機。
その奥の壁には選手たちの手形とサインが刻まれた金属パネル板がズラリ。
これはスコアボード後ろ側にある「宜野座村立博物館」裏の駐車場からの眺めです。ここも球場の外側です
今度はスコアボードを横から見たものです。外野席の中に松の木が生えています、面白いですね。左側の斜面にもツヅジなどの木立もあります。左斜面の上の建物は博物館。ちなみに、スコアボードの下はトイレになっています。
「投球練習場」はドームの隣にあります。外観はあまり「投球練習場」に見えないです。
建物の反対側に回ると、道路そばに階段式の観覧席が造られていました。中の様子がガラス張りでよく見えます。
選手たちがキャンプで使うかどうかわかりませんが、すぐ近くに野球場を2面備えた陸上競技場の「宜野座村総合グラウンド」もありました。
こちらは公園の案内版です。公園の中に村役場や村立博物館もあります。案内板を見て驚いたのですが、説明の文字が日本語・英語はもちろんのこと、韓国語・中国語(繁体字)・中国語(簡体字)の5言語表記になっています!! インバウンド客にも優しい国際的感覚です!
球場外野席のすぐ隣で「バッティングセンター」が営業しています。これは宜野座村の施設ではなく民間のものだと思います。「ナイター設備完備」と書かれていました。
この阪神1軍キャンプ地の球場は高速道路の沖縄自動車道路「宜野座IC」を出てすぐそこです。那覇空港からも直接来れて、運動公園内に無料駐車場があちこちあるので、レンタカーなどの自動車で来るのが一番良いと思います。たぶんここは宿泊するホテルからも遠いハズなのでタクシーだと高くつきます。高速料金も加算されるかもしれません。
また、路線バスを利用する場合は、高速道路を走る111番だと那覇空港から直行で行けます。「宜野座IC」バス停で降ります。それ以外では22番・77番に乗って「中央公民館前」または「宜野座高校前」バス停で下車します。いずれにしてもバス利用者は球場まで300mほど歩きますので、できるだけ身軽な恰好で来たほうが良いでしょう。タイヤが付いている旅行カバンでも外の道を荷物を持っての移動はイヤですからね。
路線バスは、IC乗車カード「OKICA(オキカ)」が便利です。各モノレール駅、バスターミナルなどで購入できます。ICOCAやPASMO、Suicaなどは使えません。
沖縄県内在住の方でも久しぶりに宜野座に来ると驚かれると思いますが、国道329号線の宜野座バイパスと呼ばれる道が2016年から本線へ格上げ変更されて、銀色に輝く宜野座ドームがとても間近になっています。宜野座村の並々ならぬタイガース愛が感じられます。
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