9月の敬老の日、老母への親孝行を兼ねて南風原町 喜屋武(はえばるちょう・きゃん)にある南風原中央公民館に「ヒガンバナ」を観に行って来ました。
新聞やテレビのローカルニュースで、「たくさんのヒガンバナが満開!」という話題を聞いていたからです。
前日の大雨がうそのように晴れ渡り、快晴になった祝日の昼下がり、高速道路を利用してササッとやって来れました。
南風原中央公民館の場所は、国道329号線の南風原町の兼城(かねぐすく)交差点から南へ向け県道241号線へ入ります。ちなみにこのあたりで県道241号線は県道82号線と重複していますので、カーナビではどちらの県道番号が表示されるかわかりませんが、とにかく兼城交差点から南向けに500mほど進むと、右側に南風原町役場、左側には南風原小学校が見えてきます。
その町役場前からさらにそのまま南へ直進すると、450mほどで左側の土手の上にコンクリート打ちっぱなしの建物や赤瓦の建物が見えてきますので、そこへ左折して入ります。
この建物群は、南風原町立の図書館や中央公民館、文化センターなどで、目的のヒガンバナが咲いている場所は一番左側の角のほうの花壇です。車をそこへ回して駐車します。駐車場は無料です。
自動車道路を利用すれば、南風原北インターチェンジを降りて5~10分くらいで到着です。
同じ高さで咲き誇るたくさんのヒガンバナは見事です。
ヒガンバナは花が真っ赤で大きいだけに、いつも花だけに眼が向いてしまいます。
かと言ってヒガンバナの葉っぱを探してみてもどれなのかよくわかりません。そばの地面から生えているのがそれらしくも見えますが、他の雑草の葉かもしれません。なんとも不思議な植物です。
これだけの数のヒガンバナがほぼ同じ高さで一斉に咲いている姿はちょっと感動ものです。
日陰で咲いているヒガンバナも赤い色が協調されて、またイイ味出しています。
ヒガンバナは中央公民館のまえの花壇に咲いていますが、じつは花壇の大きさはそんなに広くありません。
思いのほか、せまい花壇の中で咲いているのですが、一斉に咲き誇っているヒガンバナの姿を見ているうちにだんだんと気持ちが良くなってくるというか、見に来てよかったと幸福感に包まれる感じがしてくるのが不思議です。
また、中央公民館の壁にはかなりの高さまでツル性の「ベンガルヤハズカズラ」が覆っていました。
ベンガルヤハズカズラは、清楚なうす紫色の花を見ることができます。
画像はちょっとピントが甘いです。 ^ ^;
そのほかに、駐車場周辺には「ピンクテコマ」の花も咲いていました。
花の盛りはすこし過ぎてしまったかな、という感じ。でも葉っぱはツヤツヤとしてきれいです。
ピンクテコマは木立ちの花で、上の写真の中央、支柱のされた背の高い2本の木がそれです。
ちなみに後ろの山は、黄金森公園です。遊歩道を通って運動公園側へ行くこともできます。
ヒガンバナは秋のお彼岸の頃に赤い花が一斉に咲くのでその名が付いています。
地下にユリと同じように球根(鱗茎)があり、これがじつは有毒なんです。美しい花には毒があるのですよ~ホホホ。
本土で田んぼのあぜ道にヒガンバナが咲いているのどかな風景を見たことがあるかと思いますがこれは、田んぼの土手やあぜ道にモグラが穴をあけないよう(田んぼの水がもれてしまうので)、有毒の球根を持ったヒガンバナを植えているのだと聞いたことがあります。真偽のほどはわかりませんが納得するような話です。
あまり見る機会は無いですが、ヒガンバナとよく似た黄色い花を咲かすのは「ショウキズイセン」と呼ばれています。これも同じヒガンバナの仲間です。
また、ヒガンバナにはいろんな別名・呼び名がありますが一番は「曼殊沙華(マンジュシャゲ)」ですかね。
(話が古くなりますが)その昔、作詞阿木燿子、作曲宇崎竜童のヒットメーカコンビで山口百恵が唄った「曼殊沙華」はマンジューシャカと呼ばせていましたね。
マンジューシャカ 恋する女は マンジューシャカ 罪作り 白い夢さえ深紅に染める~♪
南風原中央公民館のヒガンバナは大雨に打たれたせいでしょうか、少し傷んでいます。
花の見ごろは9月いっぱいと思われます。行かれる方はお早めに。
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