今日紹介する公園は、西原町 東崎(にしはらちょう・あがりざき)にある通称「イルカ公園」です。
西原町と与那原町(よなばるちょう)にまたがる埋立地には、個性的で楽しい公園がいくつも造られています。
名称:東崎都市緑地イルカ公園 ( A park name: Dolphin park )
所在地:西原町 東崎 ( Location: Agarizaki Nishihara-town Okinawa JAPAN )
利用は無料( Admission: Free of charge / 利用免费 / 利用免費 / 요금 불요 )
無料駐車場あり (Free parking available / 有免费的停车场 / 有免費停車場 / 무료 주차장 있어 )
この公園への道順は与那原町の与那原交差点から案内します。
与那原交差点から国道329号線を中城村(なかぐすくそん)向け北上します。
1300mほど直進して左側にエネオスのガソリンスタンド、スーパーサンエーよなばる食品館が見えたら、すぐ右側にスーパーかねひで与那原店やマクドナルドが見えますので、その次の信号交差点から右折して与那原バイパス(国道329号線)に入ります。
道なりに進んで1km足らずで信号十字路があります。
右手前方に大きなイルカの像が見えているかと思いますが、そこが今日の公園です。
その十字路を右折して、青と白の丸い屋根を付けたクリード西原マリンパークと書かれた建物が正面に見えるT字路に突き当りますのでそこを左折、少し先の左側に駐車場入口があります。そこが満車の場合はもうひとつ先の方にも駐車場があります。
中城村や浦添方面から来る場合は、十字路の角にサンエー西原シティ店やガソリンスタンドのある西原町の小那覇(おなは)交差点から海側(東側)の道に入り、道なりに進むと大きく右にカーブした後に橋をひとつ渡ると、右側に今日の公園が見えてきます。小高い築山を過ぎた後に入口を探して入れば駐車場が中にあります。
駐車場入口のゲートに公園の看板がありました。
イルカ公園というのは愛称で、正式には「東崎都市緑地」と呼ばれる場所なんですネ。
駐車場との境には車止めにシーサー像が3体置かれています。
イルカの大型遊具が置かれている場所は、イルカ広場となっています。
水面から顔を出したイルカのようすをイメージしたタワーが中央にそびえたっています。
その周囲をすべり台などが組み合わされたコンビネーション遊具となっています。
イルカ遊具の後ろ側に回って見ました。
ロープを使って登る階段状のものがふたつ見えます。
イルカタワーの一番上のすべり台はかなり高い位置からのスタートです。大きな弧を描いてすべり降りて来るのは気持ちがいいでしょうね。 ^ ^
イルカの遊具をもう少し回って、よこ側からも見てみました。
すべり台が全部で6つ、すべて違うタイプのものが取り付けられています。
イルカタワーの中は広く造られているので、上から下から右から左からアクティブに楽しめそうです。
一番小さなすべり台はゆるやかなローラー式すべり台です。
小さな子供用でしょうけども、すこし大きな子供だと、立ち滑りをしたり、逆からの駆け登りしたりして遊んでしまいそうです。 ^ ^;
遊具の上の方からのながめです。
南側にはひろい緑の広場が広がっています。左側に西原きらきらビーチがあります。
すべり台の上のほうでは、空中のボールを目指してジャンプする3匹のイルカがリアルに表現されていますね。 ^o^
今度は北側のながめです。こちら側も緑の広場になっていました。
埋立地なので地形は平坦です。広場の周りに造られた遊歩道をウォーキングする姿もよく見かけます。
左側に見えるのは川ではなく海です。そこは埋め立てられずに海の水路になっていました。
この緑地内には遊具だけではなく、いくつかの健康器具も置かれていますが、1か所にまとめて置かれずに公園内に点在して置かれているので、いくつ健康器具が置いてあるのかは不明です。 ^ ^;
写真のものは、最初に見たときは普通のベンチだと思いましたが、立て看板があるので見てみると健康器具の取扱説明板だったので健康器具だとわかりました。
体操競技のあん馬のように金属のバーを使って体を鍛えるものらしいです。 ^ ^;
イルカの遊具や健康器具以外にも、幼い子供用の遊具も用意されています。
ここでも頭の上をイルカが泳いでいます。
最近は幼い子供用遊具の周囲を柵で囲むように造るのが普通になりましたが、ここはまだ柵を造ることが一般化していない頃に造られたものです。
まわりに柵が無いので、少し大きな子供達もこの小さな遊具で遊んだりしています。 ^ ^;
イルカの泳ぐ姿が優雅ですネェ ^ ^
2010年5月にここへ遊びに来たときは、遊具がまだピッカピカで新しかったです。
幼い子供用遊具とイルカの大型遊具の間には、上の写真のような2基のバネ遊具がありました。
今では無くなってしまいましたが、あれはイルカだったのか、それともシャチだったのか、定かでありません。
メモ: 公園利用は無料/ベンチあり/あずま屋あり/トイレあり/水飲み場あり/駐車場あり/自動販売機あり/遠見台あり
イルカの大型遊具の近くには、ターザンロープが置かれています。
公園内には、いくつかの大きめのあずま屋が置かれています。
日差しが強いなかでも、赤瓦屋根の下はさわやかな潮風が吹き抜けて気持ちがいいです。
駐車場そばにあるトイレです。入口の前には目隠し壁のヒンプンも置かれていて掲示板が設置されていました。
大型自動販売機の置かれている台数で、この公園の利用者の多さがわかります。
遊具のある場所とは反対側の北側には、写真のような小山が造られています。
その名も西原タッチュー。タッチューとは、とんがったところと言う意味です。
伊江島のタッチューにはかないませんが、階段が取り付けられているので頂上まで登ることもできます。
取材に行った時は、タッチューの半分だけ草刈りが終わっていました。 ^ ^
公園の広場の水路側のところに、モクマオウ(木麻黄)の並木がありました。
モクマオウは針葉樹に見えますがじつは広葉樹で、葉のように見えるのは枝で、葉は退化して鱗片葉となっているちょっと不思議な樹です。
モクマモウ科の常緑高木で乾燥に強く、以前は学校・公民館などの施設周辺や海岸線などに砂防林や防風林として普通に生えていましたが、開発や台風、病虫害などによって数が減少し、だんだんと見かけることが少なくなってきています。
そんなモクマオウの木が、埋立地に並木として植えられていることに多少の感動を覚えました。^0^/
立派な高木に成長して、心地よい木陰を提供するまでになっています。 ^_^
見えているのは公園のそばを流れる海水の水路です。
公園との境にはフェンスがあるので水辺には降りて行けませんが、護岸ブロックでなだらかに造られています。
イルカ公園の木陰が涼しく感じられるのは、この水路のおかげなのかも知れません。
[photography: 5/2010 & 7/2019 ]
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